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友人が去る 2




 10代の人の悩みで多いのは、仲の良かった友達が自分から去って行ったという問題があります。原因がはっきりしていればまだしも、自分には思いあたる理由が無い場合悩みも深刻です。

 原因が思いあたらないのに友人が自分から去っていくという問題には、「友人はこの人でなければ」という強い思いが原因である場合があります。
友達作りが苦手な人や、あるいは孤立(こりつ)を恐れる人は、仲良くなった人への 心の寄りかかりや執着心(しゅうちゃくしん)が強くなります。じつはこの執着心がくせものなのです。

 ひどい場合は、同性であっても自分と親しい友人が他の人と親しく話をしていると嫉妬(しっと)したりします。友人を失いたくない思いから、自分だけのものにしておきたい心が働くからです。

 そういう気持でつきあいますと、その人はなんとなくその人にしばられたようで、きゅうくつな感じを受けます。人は束縛(そくばく)をもっとも嫌います。束縛されているという自覚(じかく)はなくとも、なんとなく逃げ出したくなるのです。

 「仲良くしたい」ということと「相手を自分だけのものにする」ということは違います。自分では気がつかなくても、会話の中にその気持ちは現われます。
人と人との間には、てきとうな距離が必要なのです。

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